鉄道各社は駅ナカ事業だけでなく、従来からある駅ビルのてこ入れにも力を入れています。特に目立つのがJR東日本グループの動きです。同グループ傘下で駅ビルの商業施設を展開する「アトレ」は、駅ナカ施設の展開と併走するように新規出店を加速。既存の駅ビルを次々と吸収して改装リニューアルし、売り上げを大きく伸ばしています。
駅ビルは、駅の外にも積極的に進出し始めています。同じくJR東日本グループで駅ビルの商業施設を運営する「ルミネ」は、2011年10月、東京の銀座・有楽町の西武有楽町店跡に入居し、初の本格的な「駅ソト」出店を果たしました。