日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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寧辺の核施設

2018年9月20日(木) 日本経済新聞 朝刊

核開発の主力拠点
 北朝鮮の首都平壌の北方に位置する核開発の主力拠点。ウラン濃縮のための遠心分離機が2千台あるともいわれ、年間で40キログラムの高濃縮ウランの生産が可能とされている。過去の核実験で北朝鮮が使用したプルトニウムは、寧辺(ニョンビョン)の黒鉛減速炉で生産されたものとみられている。
 北朝鮮の核問題を関係国が話し合うため2003年に始まった「6カ国協議」では寧辺の核施設が焦点となってきた。07年には核施設の無能力化で合意。08年6月には黒鉛減速炉の冷却塔爆破をメディアに公開した。核放棄プロセス進展をアピールするためだったが、「ショー」との批判があった。
 北朝鮮はその後、再び核実験に踏み切り、国際社会は制裁強化に動いた。反発を強めた北朝鮮は13年4月に施設の再稼働を宣言した。寧辺以外の場所にもウラン濃縮関連施設などの存在は取り沙汰されているため、米国は北朝鮮の「完全で検証可能かつ不可逆的な非核化(CVID)」に向けて核施設の申告を求めている。