将棋連盟の事業のうち、最も重要なのはプロ棋士がタイトルや優勝を争う公式戦(棋戦)の運営です。新聞社などマスメディアや一般企業とスポンサー契約を結び、契約金収入を獲得。棋士への賞金や対局料、団体の運営費などに充てています。
棋戦の中でも特に重んじられているのが8大タイトル戦です。プロ棋士はタイトル戦に出場すると1局ごとに対局料を受け取れ、タイトルを獲得すると高額の賞金と「名人」「竜王」「王座」などの称号を得ます。
8大タイトル戦を主催するのは新聞社や通信社などです。17年にサイト「ニコニコ動画」を運営するドワンゴ主催の「叡王戦」が新たに加わりました。新聞社・通信社以外がタイトル戦を主催するのは初めてです。
叡王以外のタイトルは連続して獲得、または通算の獲得が一定回数を超えると永世称号を与えられます。例えば、通算5期名人になると「永世名人」と呼ばれます。