名人戦の開始に先立ち、1924年に東京の棋士が「東京将棋連盟」を結成。27年にはこれに関西の棋士も合流し、「日本将棋連盟」が誕生します。一時は改称したものの戦後は元の名称に戻り、49年に社団法人に、2011年には公益社団法人になりました。日本将棋連盟は将棋文化の普及と発展などを目的としており、現在のプロ将棋界を支える中核機関です。正会員は四段以上の棋士や女流四段以上かタイトルを獲得したことがある女流棋士で、17年3月末現在234人です。最高意思決定機関は正会員による総会で、総会で2年ごとに選出される会長や理事らの役員と事務局職員によって運営されています。本部は東京・千駄ヶ谷の東京・将棋会館と大阪市福島区の関西将棋会館の2カ所にあります。