ビジュアル・ニュース解説

道の駅の今を知る

2018.8.6 掲載
一般道路をドライブするときの休憩施設、道の駅。名産・特産品の販売所や観光スポットとして集客に成功したところが増え、その経済効果が注目されています。最近は地域の産業振興だけでなく、防災や福祉、公共交通の拠点として活用する施設もあり、機能が広がっています。今回は道の駅の概要や制度導入の経緯、機能の多様化について解説します。

2.体験型の施設が拡大、観光スポットにも(1)

2.体験型の施設が拡大、観光スポットにも(1)
 道の駅には創意工夫を凝らし、まちおこしで成果をあげているところも少なくありません。千葉県南房総市の「道の駅とみうら枇杷倶楽部(びわくらぶ)」はその代表例です。道の駅が中心となり、地域の名産のビワを加工した独自の商品を積極的に開発して販売。農林水産物の生産だけにとどまらず、それを原材料とした加工食品を製造、販売する「6次産業化」で雇用を創出し、地域経済の活性化に一役買っています。
2018年8月6日掲載