ビジュアル・ニュース解説

道の駅の今を知る

2018.8.6 掲載
一般道路をドライブするときの休憩施設、道の駅。名産・特産品の販売所や観光スポットとして集客に成功したところが増え、その経済効果が注目されています。最近は地域の産業振興だけでなく、防災や福祉、公共交通の拠点として活用する施設もあり、機能が広がっています。今回は道の駅の概要や制度導入の経緯、機能の多様化について解説します。

3.体験型の施設が拡大、観光スポットにも(2)

3.体験型の施設が拡大、観光スポットにも(2)
 近年は温泉や遊園地、農場など体験型の施設を備え、道の駅そのものが観光スポットになっている例も珍しくありません。宇都宮市の「道の駅うつのみや ろまんちっく村」は東京ドーム約10個分の広大な敷地に、収穫体験ができる農場やプール、温泉、宿泊施設まであり、テーマパーク顔負けです。香川県小豆島町の「道の駅小豆島オリーブ公園」は敷地内に約2000本のオリーブ畑が広がり、瀬戸内海を見下ろす眺望の美しさが評判です。
 道の駅の人気で、当初103カ所だった登録数は増加の一途をたどり、2018年4月現在1145駅と10倍以上に増えています。
2018年8月6日掲載