日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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選挙人

2020年11月5日(木) 日本経済新聞 朝刊

州の自治重視、建国から続く
 米大統領選で、各政党があらかじめ指名した大統領候補に投票する人。有権者は自らが支持する正・副大統領候補に投票するが、実際には選挙人を介した間接選挙となる。人口に応じて各州に割り当てられた538人の選挙人が大統領を選び、過半数(270人)を獲得した候補が当選する。
 大統領選の仕組みは各州の自治を重視する連邦制の根幹で、建国当初から変わっていない。ほとんどの州では、1票でも多く得票した大統領候補がその州に割り当てられた選挙人をすべて獲得する「勝者総取り方式」を採用する。そのため総得票数が上回った候補が大統領になれない可能性もある。2016年の大統領選では民主党候補のヒラリー・クリントン氏が総得票数で共和党候補のドナルド・トランプ氏を数百万票上回ったにもかかわらず敗北した。
 二大政党の色分けがはっきりしている州と異なり、選挙人が多く選挙のたびに勝利する政党が変わる州は「激戦州」と呼ばれる。中西部ウィスコンシン州や西部アリゾナ州、南部ジョージア州などの激戦州の結果は大統領選の勝敗を左右する。