日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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格付け

2020年7月6日(月) 日本経済新聞 朝刊

債務返済能力を記号化
 企業などの債務返済能力を記号で示したもので、社債の投資家にとって取引の重要な判断材料になる。米S&Pグローバルや格付投資情報センター(R&I)といった格付け会社が、事業の競争力や財務の健全性を分析し、デフォルト(債務不履行)になる可能性を総合的に判断する。格付け会社は原則的に企業から手数料を取り、直接ヒアリングして格付けを決めるが、投資家の関心が高い企業などは公開情報だけで「勝手格付け」をする場合もある。
 S&Pの格付け記号は、債務返済能力が非常に高いとする「トリプルA」が最上位だ。返済能力が相対的に高いとする「トリプルB格」以上が「投資適格級」で、これを投資の条件とする年金基金などもある。「ダブルB格」以下は「投機的等級」で、発行された債券は「低格付け債(ハイイールド債)」となる。
 投資適格級から投機的等級に格下げされた企業は市場で「フォールン・エンジェル(堕天使)」と呼ばれる。S&Pは3月以降、英ロールス・ロイスなどを投機的等級へ格下げした。