日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

  • はてなブックマーク
  • Facebook
  • mixiチェック
  • Twitter
  • LinkedIn

ROE

2020年4月29日(水) 日本経済新聞 朝刊

「株主のための稼ぎ」示す
 企業の収益性を表す指標。「Return On Equity」の頭文字を取った略語で、「自己資本利益率」と訳される。企業が株主から預かったお金である資本をいかに効率的に使って利益をあげられているかを示し、ROEが高ければ「株主のためによく稼いでいる会社」と評価される。最終的なもうけである純利益を自己資本で割って算出する。
 ROEを高めるには製品やサービスの質を改善し、計算するうえで分子となる利益を増やすのが王道だ。その一方で、分母となる自己資本を小さくしてもROEは上昇する。このため、銀行借り入れで得た資金などで自社株買いを実施し、資本を減らしてROEを引き上げようとする企業も米国などでは目立つ。
 世界的にはROEが10%を超えていれば、及第点と見なす投資家が多い。主要企業ベースでみて米国は18%弱、欧州は13%弱。一方、日本企業は9%強にとどまる。事業投資に消極的でカネ余りになっていたり、同じ業界に多数の企業がひしめいていて、過当競争で利益率の低迷が続いたりしていることが影響している。