日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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会計基準

2020年4月25日(土) 日本経済新聞 朝刊

欧米は資産「時価」重視
 企業が決算書などを作成する際のルールのこと。日本の上場企業が採用しているのは日本基準、国際会計基準(IFRS)、米国会計基準の3種類。日本基準を9割超の企業が使うが、ソフトバンクグループがIFRS、トヨタ自動車が米国会計基準を採用するなど、グローバル展開する大企業では会計基準も国際化が進む。
 海外基準は、日本基準よりも「時価主義」を重視している。決算資料に表示される資産の価値は、取得時の価格ではなく、直近の市場価格を採用するなどの原則を持つ。最新の資産評価を反映できる一方で、現在のように景気が急速に悪化する局面では、資産価値が急減し、企業の財務悪化などの悪循環につながりやすい。
 各会計基準は、お互いのルールの差異を縮小するコンバージェンス(共通化)を進めている。日本基準は退職給付会計や減損会計を導入した一方で、欧米では日本基準に合わせてM&A(合併・買収)の際に計上する「のれん」を定期償却することを議論している。