日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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FRBの資産縮小

2018年2月10日(土) 日本経済新聞 朝刊

緩和マネー先細りへ
 米国の中央銀行である米連邦準備理事会(FRB)が保有する金融資産が減ること。FRBはこれまで米国債や住宅ローン担保証券といった債券を買い入れ、金融市場に資金を供給してきた。米景気が着実に拡大を続けてきたため、2017年10月から資産を減らし始めた。株高や低金利を支える緩和マネーが先細りする。
 FRBの総資産は2008年秋の世界金融危機の直後から急増した。短期金利を上げたり下げたりする従来型の金融政策ではなく、金融市場にマネーを直接供給する「量的緩和策」を実行した。その結果、08年初頭に9千億ドルだったFRBの保有資産は、14年には4.5兆ドルまで膨らんだ。
 FRBは15年12月に9年半ぶりの利上げに踏み切り、引き締めに転じた。市場にショックを与えないよう緩和終了後にも保有債券が償還を迎えた際には再投資し、資産規模は維持していた。17年10月からの資産縮小により米国の金融政策は「危機対応モード」から完全に脱却したことになる。