日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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企業年金

2020年10月29日(木) 日本経済新聞 朝刊

超低金利で運用難に拍車
 企業が従業員のために任意で設けている年金制度で、公的年金に上乗せする形でつくっている。日本の年金制度は3階建ての仕組みで、1階部分はすべての国民が対象の国民年金(基礎年金)、2階部分は会社員が対象の厚生年金だ。企業年金はこの3階部分に位置しており、企業が福利厚生などの一環として実施している。
 各企業の年金基金などが運営し、資金の運用を生命保険会社や信託銀行、運用会社などに任せるのが一般的だ。あらかじめ将来の給付額を約束する「確定給付(DB)」と、運用結果で将来の給付額が変わる「確定拠出(DC)」がある。DBで運用実績が約束した利回りを下回ると、運用を受託した生保などが事実上、追加で資金を拠出することになる。
 主な運用先である各国の国債利回り(10年債)は、日本は0%近傍、欧州ではマイナスで推移している。米国もコロナ禍対応の大幅利下げで0%台まで低下した。世界的な低金利環境で約束した利回りを確保する運用の難度は増しており、第一生命保険のように約束している利回り自体を引き下げる動きが強まる可能性が高い。