日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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太陽フレア

2017年9月9日(土) 日本経済新聞 朝刊

爆発で地球に粒子降らす
 太陽の表面に現れる黒点の周りでたまに起こる激しい爆発現象。その形が炎が広がるように見えることから「フレア」と名づけられた。発生すると、強い紫外線やX線のほか、電子や陽子などの電気を帯びた粒子が飛び出す。X線は8分ほどで、粒子は1~2日後に地球に降り注ぎ、大気の上層部にある電離層や地磁気を乱す。その結果、送電線に影響したり、通信障害を起こしたり、人工衛星の機器を狂わせたりする。オーロラの活動も活発になる。
 太陽の活動はほぼ11年周期で強くなったり弱くなったりする。フレアは黒点の活動と関係が深く、太陽活動が活発な時期に発生しやすい。今回のような大規模なフレアは太陽活動が不活発なときも起きることがある。
 フレアは放出されたX線の強さによって、弱い方から順に「A」「B」「C」「M」「X」に分類される。Xの強度はMの10倍。9月6日夜に発生した今回のフレアはX9.3で、1975年以降で27番目の規模だった。観測史上最大は2003年11月4日に発生したX28だ。