日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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長期プライムレート

2016年2月10日(水) 日本経済新聞 朝刊

「1年以上」金利の指標
 民間銀行が算出する市場金利の指標。略称は「長プラ」。かつては金融機関が信用力の高い企業に期間1年以上の長期資金を貸し出す際の指標となっていた。今でも地方公共団体向け融資など一部で貸出金利に使われる例がある。また企業の資金調達など幅広い分野で、市場金利を映す指標の一つとして認識されている。
 長期信用銀行の旧日本興業銀行(現みずほ銀行)などが算出・公表を始めた。みずほ銀行は自ら5年物社債を発行する際の金利を想定して長プラを算出している。社債利回りは一般的に国債に連動するが、足元では5年物国債の利回りがマイナス圏で、地方債や財投債などと比べて突出して低いため、完全に連動させずに総合的な判断をしているという。
 長プラを公表しているのは5年物だけ。様々な期間のケースに対応できないため、徐々に貸出金利の指標として使われなくなった経緯がある。東京銀行間取引金利(TIBOR)など、ほかの指標で算出した貸し出し利回りより割高になりやすいのも企業側から敬遠された理由の一つとされる。長プラが下がっても貸出金利への直接の影響は薄いが、企業の社債利回りが低下して調達コストが下がりやすくなるとの指摘がある。

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