日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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実質輸出

2014年10月23日(木) 日本経済新聞 朝刊

数量ベースで動き捉える
 輸出の動きを「数量」からとらえる。財務省が毎月公表する貿易統計は輸出額や貿易収支を中心に、円ベースで見た金額の動きが基本的な情報だ。ただ、ドルなどの外貨建てで輸出する製品については、仮に同じ数量だけ輸出しても円相場が変わった分だけ円建て価格が増えたり減ったりする。輸出する製品の物価の動きを除いて「実質化」することで、輸出の基調が見やすくなる。
 公的機関では日銀と内閣府がそれぞれの手法で実質化して季節要因をならした指数を算出している。輸出には米国のクリスマス商戦や中国の春節などで季節によって大きな増減があるため、内閣府はこの指数をもとに月例経済報告で輸出の基調を判断している。
 輸出を巡る統計には幅広くモノやサービスのやり取りを把握する国際収支統計がある。国内総生産(GDP)の実質輸出を推計する元データだ。実質GDPを押し上げる効果として外需の貢献を見るときは、実質輸出から実質輸入を差し引く。輸出するモノやサービスの数量が増えても、それ以上に輸入した数量が増えれば外需はGDPを押し下げる。2011年に東日本大震災が起きた後は燃料などの輸入が増え、外需の寄与度は11年度から3年続けてマイナスになっている。

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