日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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金融協力

2017年4月28日(金) 日本経済新聞 朝刊

アジア通貨危機が教訓
 アジア各国は1997年に起きたアジア通貨危機の教訓から、金融危機の際にドルを貸し借りする枠組みを設けている。代表的なのが日中韓と東南アジア諸国連合(ASEAN)が2000年に設立で合意したチェンマイ・イニシアチブだ。ドルを受け取った国はドル売り・自国通貨買いの為替介入で自国通貨の急落を防ぐ。
 この枠組みは段階を踏んで機能を高めてきた。当初は2国間の契約で通貨交換(スワップ)が成り立っていたが、10年には複数の国が参加して1つの契約を結ぶ「マルチ化」を進めた。通貨交換の仕組みを発動するための各国の意思決定の手続きも共通にし、14年には資金規模を倍増した。
 並行して日本は2国間の通貨スワップ協定締結も進めている。日本が結ぶ2国間協定はドルの融通が基本だが、アジアでは、ドル以外の通貨を活用する動きが目立つ。今後は、円を交換する協定も結んでいく考えだ。