日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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量的緩和

2018年2月19日(月) 日本経済新聞 朝刊

資金供給で物価安定狙う
 中央銀行による金融政策の手法の一つ。金利の上げ下げではなく、市中にお金を供給することで物価の安定などを目指す。日本であれば金融機関などが持つ国債を日銀が買い入れ、資金を供給する。金利がゼロ%近くにまで低下すると一段の金利引き下げが難しくなるため、採用されることがある。
 先駆けは2001年に量的緩和を導入した日銀とされる。その後、米連邦準備理事会(FRB)など世界の中銀に広がり、世界に膨大な量のマネーが供給された。日銀は13年4月には黒田東彦総裁の下で、保有する長期国債の残高を年間約50兆円に相当するペースで増やす緩和策を導入。日銀はその後、残高増加のめどを年間約80兆円に引き上げた。
 ただ、市中に出回る国債の量には限りがあり、長期で続けると緩和策の限界も意識される欠点がある。日銀は16年9月、緩和手法の主軸を「量」から「金利」へと転換。世界では堅調な経済環境をふまえ、量的緩和策の縮小も始まっている。