日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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シェール革命

2014年9月30日(火) 日本経済新聞 朝刊

2000年代半ばから産出急増
 技術革新によって、従来難しかった頁岩(けつがん=シェール)と呼ばれる硬い岩盤に閉じ込められた天然ガスや石油を取り出せるようになり、世界のエネルギー需給や経済に大きな影響が及んでいること。高圧の水で岩盤を砕き回収する「水圧破砕法」と、岩盤を水平に掘り進む技術を組み合わせることで、2000年代半ばから急速に産出量が増えた。
 北米ではシェール層から取れる天然ガス「シェールガス」の商業生産が活発になり、天然ガス価格が下落している。世界最大のエネルギー輸入国だった米国は、安価なシェールガスを武器に、資源輸出にカジを切りつつある。半面、米国のガス増産の影響は、世界最大の天然ガス埋蔵量を持つとされるロシアのシェア低下という構造変化につながっている。
 近年はシェール層から取れるシェールオイルの開発も進み、石油の代替エネルギーとして期待が高まっている。米エネルギー省によると世界全体の採掘できる埋蔵量は3450億バレルで、従来利用している石油の総埋蔵量の約1割を占めるという。シェールオイルの生産コストは徐々に下がっているが、実際に使うには、油を液体にする加工などが必要だ。専門家の間では、石油に比べた相対的な割安感はなお乏しいとの見方もある。

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