日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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水素スタンド

2014年12月22日(月) 日本経済新聞 朝刊

固定式と移動式の2種類
 燃料電池車(FCV)に燃料である水素を供給するための拠点。固定式と移動式の2種類があり、固定式は既存のガソリンスタンドのなかに併設されるケースが多い。移動式は大型トレーラーのなかにFCVに供給するための水素圧縮機や蓄圧機などを搭載している。3分程度でフル充填でき、トヨタ自動車が発売したFCV「MIRAI(ミライ)」は約5キログラムの水素で700キロメートル程度走行できるという。
 水素は石油や天然ガス、石炭など化石燃料から取り出す方法と、水を電気分解する方法が主流だ。石油から水素を作る場合、高温で水蒸気と反応させて水素や一酸化炭素を含むガスを作った後に水素だけを取り出す。化石燃料を使う方が水を電気分解するより安価で済む。日本の製油所や製鉄所では大量の水素を作る装置を持っており、FCV用の燃料として有効活用できる。一方、海外では大規模太陽光発電所(メガソーラー)で余った電気を使って水素を有効活用する方法も検討されている。
 課題は高額なインフラコストだ。1カ所当たりの設置費用は4億~5億円とされ、経済産業省ではFCVの普及に向けスタンドの設置費用の約半分を補助金で負担している。トヨタやホンダと同省がスタンドの運営費を一部負担する計画も進む。

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