日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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火力発電所の効率化

2016年9月26日(月) 日本経済新聞 朝刊

LNG、廃熱も活用
 2011年の東日本大震災による東京電力福島第1原子力発電所の事故から5年半が経過したが、再稼働した原発はまだわずかで、日本の電源構成は8割以上を火力発電所が占める。火力発電所のなかでも最も比率が高いのが、石炭や石油より二酸化炭素(CO2)の排出量が少ない液化天然ガス(LNG)を使う発電所だ。
 現在、LNG火力発電所で主流となっているのが、LNGを燃焼させて作った高温高圧のガスでタービンを回し、廃熱で蒸気を発生させて別のタービンを回す「ガスタービン・コンバインド・サイクル(GTCC)」と呼ばれる方式。発電効率は50%を超え、通常のガスタービンより10ポイントほど高いとされる。
 米ゼネラル・エレクトリック(GE)、独シーメンス、三菱重工業と日立製作所が共同出資する三菱日立パワーシステムズの3社で世界のほとんどのシェアを占める。3社はGTCCのガス燃焼温度を高めるなど、発電設備自体の高性能化にも取り組んでいる。IT(情報技術)を駆使した運用の効率化と組み合わせることで、今後も発電効率の向上が進みそうだ。