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ワクチン接種

2021.1.24(日) 掲載
会場確保などは市区町村
 ウイルスの発症などを予防し重症者や死亡者の発生を抑制するため、国の指示のもとで都道府県が協力しながら市区町村が実施する。市区町村は接種を実施する医師や看護師を確保するための医療機関との契約や、集団接種のための会場の確保、住民への接種券の配布などの実務を担う。接種券を受け取った住民はコールセンターなどで予約し、近くの接種会場や医療機関で接種を受ける。
 新型コロナウイルスのワクチンは、政府が米ファイザーや英アストラゼネカなどと計3億1400万回分の供給を受ける契約を結んた。まず2月下旬までに国立病院などで約1万人の医療従事者への先行接種をめざす。3月中にも約3600万人の高齢者への接種券の配布を始める想定だ。その後に一般の人などに順次、対象を広げる。
 過去にはインフルエンザワクチンの集団接種を児童に実施していた時期もあったが、1990年代までには実施されなくなった。集団接種のノウハウが失われているケースが多く、新型コロナのワクチン接種の準備に苦労している自治体も多い。