経済用語Basic

デノミネーション

2013.12.1(日) 掲載
 通貨の呼称単位を切り下げることで、デノミと略されます。
 例えば日本円をデノミによって100分の1に切り下げると、いま現在の100円がデノミ後には1新円と等価になります。
 急激なインフレによって通貨単位が大きくなりすぎ、計算、記帳、支払いなどで手間が増えることを避けることなどが、デノミを行う理由です。
 1ドル=100円台が定着した現在、100分の1デノミを実施すれば1ドル=1新円台となり通貨の単位がそろうため、日本でもデノミ実施を求める声があります。1ドルに対して通貨の単位が3桁なのは、先進国通貨の中で日本の円とイタリアのリラだけであり、敗戦の名残ともいわれています。