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参院選

2022.6.23(木) 掲載
3年ごとに半数改選
 衆議院とともに日本の国会を構成する参議院の議員を選ぶ選挙。議員の任期は6年で、3年ごとに定数の半数を改選する。一度に全議員を選ぶ衆院選を「総選挙」と呼ぶのに対し、参院選は「通常選挙」という。今回の改選定数は2016年から3増えて124となり、神奈川選挙区の欠員1の補充を合わせた125議席を与野党が争う。
 衆院選と異なるのが比例代表の仕組みだ。有権者は政党名だけでなく、政党の名簿に載った候補者の個人名でも投票できる。合計が政党の獲得票になり、議席が配分される。知名度のあるタレント候補が参院選の比例代表に多いのはこの制度が背景にある。
 選挙区は原則として都道府県ごとで、人口の多さに応じて改選定数を割り当てる。最も多いのは6議席を争う東京となる。「1票の格差」を是正するため16年から「合区」を導入した。鳥取と島根、徳島と高知をそれぞれ一つの選挙区に統合した。2つの合区を含め、改選定数が1の選挙区は全国に32ある。1人区と呼ばれており、全体の勝敗を左右する。