きょうのことばセレクション

初診料・再診料

2024.2.1(木) 掲載
 問診や血圧測定といった簡単な診察や処置など医療機関の基本的な診療行為への対価にあたる。医療機関の収入の柱の一つだ。厚生労働省によると2022年6月時点で、外来や往診に関する診療報酬のうち初診料と再診料が13.7%を占めた。
 初診料は患者が初めて医療機関にかかった際に支払うもので、2回目以降は再診料となる。現在は初診料が2880円、再診料が730円で、患者が窓口で支払う額はそのうち1~3割。負担割合は年齢や収入によって異なる。
 医療費は5割が保険料、4割が税金、1割が患者の窓口負担でまかなわれる。窓口負担を引き上げれば医療機関の収入は増えるが、個人負担は高まる。
初診料・再診料