きょうのことばセレクション

大阪・関西万博

2023.8.1(火) 掲載
 2025年4月13日から半年間、大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)で開催される。「いのち輝く未来社会のデザイン」がテーマで、期間中の来場者は約2800万人を見込む。これまでに150を超える国・地域と8の国際機関が参加を表明している。
 海外の参加国・地域のほか、パナソニックホールディングスなどの国内企業が独自に建てるパビリオンが集客の目玉になる。「空飛ぶクルマ」などの先端技術も披露される。メイン会場などの建設費の上限はおよそ1850億円とされる。政府と大阪府・市、経済界が3分の1ずつ負担する仕組みだが、物価高などを背景に上振れ懸念も出ている。
 国際博覧会条約では、万博は大規模で総合的なテーマを扱う登録博と、規模やテーマを絞った認定博に分かれる。日本での開催は1970年の大阪、2005年の愛知などに続き6度目になる。第1回の万博は1851年にロンドンで開かれた。直近の万博は2021年開幕のドバイだが、新型コロナウイルス禍で1年延期された経緯がある。
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