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長期金利

2021.4.1(木) 掲載
 1年以上の長期間で貸し借りする際の金利。10年物国債の金利が代表的な指標とされている。景気がいいときには企業や個人は高い金利を払ってでもお金を借りようとするため、融資や国債など幅広い金利に上昇圧力がかかる。政府の信用力にも左右されるため、財政赤字が膨らむと金利は上がりやすくなる。
 金利上昇が続くとお金を借りづらくなり、設備投資や住宅の購入が減り、いずれは景気が抑えられる。高金利の国債は投資妙味が高まるため、株式投資を慎重にさせることもある。長期金利は長い目では景気の波と連動しやすく、「経済の体温計」とも呼ばれることがある。