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外国為替市場

2024.4.30(火) 掲載
24時間、世界中で取引
 円やドル、ユーロなどの異なる通貨を交換(売買)する場。市場と呼ばれるが、株式を売買する証券取引所のように特定の場所にあるわけではなく、銀行などの市場参加者が電話やコンピューターなどを使って相対で取引している。通貨を交換する際の比率を為替レートと呼び、通貨の需要と供給に応じて為替レートは決められている。
 為替は平日であれば世界中のどこかで切れ目なく取引されており、日本の早朝や深夜でも時差のある欧州や米国で取引ができる。日本が祝日の場合でも、元日などを除き海外市場が動いている場合は取引ができるため、為替レートは変動する。
 取引の中心となる銀行の所在地によって便宜的に取引時間を区切っており、日本時間午前8時ごろから午後5時ごろの取引を東京外国為替市場と呼ぶ。それ以降はロンドン、ニューヨーク、ウェリントン(ニュージーランド)と取引の中心が移る。日本時間で月曜の早朝にオセアニア市場が開き、土曜明け方にニューヨーク市場が閉じるまで取引が続く。