むずかしいニュースこそ、「見て」学ぼう 全図解ニュース解説

その時気になる経済ニュースを、写真や図解を使いながらわかりやすく解説するコーナーです。

ニュースとニュースのつながりや、過去から現在への流れ、
そして今後への影響などを「立体的」に理解することができます。

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テーマ図書館、サービス充実でイメージ一新

読書の秋です。気候のよいこの時期は読書にうってつけです。気軽に書籍に親しめる場所といえば図書館ですが、サービスが充実して様変わりしています。スマートフォンを置いて、図書館に出かけてみてはいかがでしょうか。今回は図書館の歴史や現状、サービス拡充などについて解説します。

1.近代的な図書館の国内設置は明治時代

1.近代的な図書館の国内設置は明治時代

 欧米ではかつて本は貴重品で、図書館は宗教関連の施設などで本に触れられる人たちだけが利用できる特別な場所でした。15世紀に活版印刷技術が発明されて以降、本が大量に印刷できるようになり、一般の人も図書館に出入りできるようになりました。
 日本には江戸時代、諸藩が藩士の子弟を教育した藩校や寺院などに蔵書を保管する文庫や書庫がありましたが、庶民は利用できませんでした。日本に現在のような近代的な図書館が設置されたのは明治時代です。文明開化は誰でも利用できる図書館の設置につながりました。福沢諭吉が英国の大英博物館の図書室を国内に初めて紹介。1872年に国によって東京・湯島に「書籍館(しょじゃくかん)」が、続いて同じ年に京都に国内初の公共図書館の「京都集書院」がそれぞれ設けられました。1897年には本格的な国立図書館として「帝国図書館」が設置されました。つまり日本の公共図書館の歴史は150年足らずです。

2019年10月21日掲載