むずかしいニュースこそ、「見て」学ぼう 全図解ニュース解説

その時気になる経済ニュースを、写真や図解を使いながらわかりやすく解説するコーナーです。

ニュースとニュースのつながりや、過去から現在への流れ、
そして今後への影響などを「立体的」に理解することができます。

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テーマ世界的な環境規制強化でエコカー快走

地球温暖化や大気汚染を防ぐため、自動車の排ガスに含まれる大気汚染物質の量や燃料消費量などの規制強化が世界で進んでいます。これに伴いハイブリッド車(HV)をはじめ、電気自動車(EV)、燃料電池車(FCV)など環境に優しいエコカーの需要が拡大する見込みで、自動車メーカーのエコカー開発・販売競争が激化しています。今回はエコカーの概要や自動車の環境規制強化がメーカーの戦略に与える影響などについて解説します。

1.日本ではHVの普及が先行

1.日本ではHVの普及が先行

 エコカーは地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)や、大気を汚染する窒素酸化物(NOx)などの有害物質の排出量が少ない、環境への負荷が小さい自動車です。「環境対応車」とも呼ばれ、環境規制の強化による需要拡大を見越して自動車メーカーは開発や販売に力を入れています。
 国内で最も普及しているエコカーはHVです。ガソリンエンジンと電気モーターを併用して走行するため、ガソリンの使用量を減らせCO2の排出も抑えられます。トヨタ自動車が1997年に世界初の量産HV「プリウス」を発売。政府のエコカー減税などによる後押しもあり、国産のHVは現在、トヨタやホンダを中心に30車種以上に増え、国内の新車販売は2013年度に初めて100万台を超えました。HVの発展形として、家庭のコンセントから充電でき、モーターでの走行距離をより延ばしたプラグインハイブリッド車(PHV)も登場しました。

2015年12月21日掲載