むずかしいニュースこそ、「見て」学ぼう 全図解ニュース解説

その時気になる経済ニュースを、写真や図解を使いながらわかりやすく解説するコーナーです。

ニュースとニュースのつながりや、過去から現在への流れ、
そして今後への影響などを「立体的」に理解することができます。

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テーマ米連邦準備理事会(FRB)について知る

2014年2月にジャネット・イエレン氏が女性として初めて米連邦準備理事会(FRB)議長に就任しました。米国の景気回復が鮮明になってきたことから、FRBは13年末に量的緩和(QE)の縮小を決定。金融市場などへの悪影響を最小限に抑えながら量的緩和を終えることができるか、イエレン氏のかじ取りに注目が集まっています。今回はFRBを中心とする米国の中央銀行制度の仕組みやFRBが直面する課題などについて解説します。

1. 米国の中央銀行制度の中核機関(1)

1. 米国の中央銀行制度の中核機関(1)

 FRBは米国の中央銀行制度の中核機関です。景気や物価の安定などを目的に、市場に出回るお金の量を調整する金融政策を実施します。
 日本は日本銀行、英国はイングランド銀行、欧州連合(EU)諸国は欧州中央銀行(ECB)が中央銀行ですが、国土が広く州の独立性が強い米国ではFRBをはじめ、連邦準備銀行(連銀)、連邦公開市場委員会(FOMC)など複数の機関が中央銀行の役割を担っています。この独特の中央銀行制度は「連邦準備制度」(FRS)と呼ばれます。
 ドル紙幣の発行や地域の民間銀行の監督などを担うのが連邦準備銀行で、ニューヨーク連銀をはじめ12行があります。この連銀を統括するのが首都ワシントンにあるFRBです。FRBは議長、副議長を含め7人の理事からなり、大統領が指名し、上院の承認を得て任命されます。理事の任期は14年間で、理事の中から正副議長が選ばれます。正副議長の任期は4年で再任もできます。

2014年3月17日掲載