第547回日経ミューズサロン『ケマル・ゲキチ ピアノ・リサイタル』<東京>ペア招待
1985年ショパン国際ピアノコンクールで、ゲキチは第三次予選まで進みながらも、あまりにも強烈な演奏に審査が紛糾し、抗議した審査員が次々に審査を辞退するという、一大センセーションを巻き起した。ショパン・ソサエティから、最優秀ソナタ特別賞を授与され、録音はドイツでその年だけで6万枚、日本で8万枚を売上げた。彼の演奏と半生を綴ったドキュメントはイタリア国営放送、NHK、CBC等10カ国で放映され大反響を呼んだ。2021年3月にけがのため中止となった幻の公演を改めて開催。