ビジュアル・ニュース解説

新社会人、押さえておきたいビジネスマナー

2022.4.4 掲載
4月に社会人の仲間入りをしたビジネスパースンは学生時代から環境が一変。仕事の進め方だけでなく、挨拶や顧客などへの応対など、どうしたらいいのか戸惑うことが多いのではないでしょうか。今回は新社会人が押さえておきたいビジネスマナーについて解説します。

3.SNSへの仕事に関わる投稿は禁物

3.SNSへの仕事に関わる投稿は禁物
 仕事では電話だけでなくメールも多用されます。学生時代には対話アプリのLINEでのやり取りに慣れていたでしょうが、メールにはLINEと違うルールがあります。まずメールには用件がわかりやすい件名を忘れずに付けましょう。本文の冒頭には相手の会社名、部署名、役職、名前の順に書きます。続いて「いつもお世話になっております。××社の〇〇です。」などと挨拶と自分の所属、名前を記します。LINEを使うときのように曖昧な文章ではなく、内容を具体的に書きます。絵文字を使うのはご法度です。本文の末尾には「よろしくお願いいたします」などと結びの挨拶を記し、最後に会社名と部署名、名前、住所、電話番号、メールアドレスなどを記した署名を付けます。多くの人に一斉送信する際は、CCだと送信者全員に送り先のアドレスが知られてしまうので、送信先のアドレスが表示されないBCCを使いましょう。トラブル対応や謝罪はメールでの連絡で済まさず、直接出向くことが重要です。
 学生時代からフェイスブックやツイッターなどの交流サイト(SNS)を使っている人も多いでしょうが、社会人になったら利用に注意する必要があります。業務上知り得た情報や仕事に関わることは投稿しないのが基本です。SNSは不特定多数の人が見る可能性があるからです。例えば仕事への不満や上司への愚痴を書き込めば、プロフィルや過去の投稿から勤め先を特定され、会社の評価を下げる恐れがあります。会社の業務内容や業績に関わる投稿は公表前に外部に漏らすことになり、上場企業ならインサイダー取引につながりかねません。
2022年4月4日掲載