このブームでキャンプ場は増えています。スポーツ庁の「体育・スポーツ施設現況調査」によると、2018年10月時点のキャンプ場の総数は2107で、このうち公共施設が1691、民間施設は412でした。15年10月時点は公共施設が1693、民間施設371だったので、民間施設が3年で1割以上増えています。
アウトドア市場も拡大しています。矢野経済研究所の20年の国内アウトドア市場調査によると、19年の市場規模は5169億4000万円で18年比3.2%拡大しました。20年は19年比5.3%減の4895億2000万円と予測していますが、コロナ感染の広がりによる打撃は他のレジャーと比べて小さくなっています。そのうち、キャンプなど「ライトアウトドア」の19年の市場規模は2856億3000万円と18年比4.0%伸びており、20年の予測は19年比1.2%減の2822億2000万円と小幅の落ち込みにとどまっています。日本オートキャンプ協会の調査によると、21年1~6月の業績がコロナ前の19年同期を上回るキャンプ場は約4割に上る見込みです。