ビジュアル・ニュース解説

テレワーク拡大で高まる情報漏洩リスク

2020.6.15 掲載
新型コロナウイルスの感染拡大に対応し、在宅勤務やテレワークが広がっています。ただし、通信などの環境整備が追いつかず、情報セキュリティーが確立していない企業もあり、情報漏洩のリスクが高まっています。今回は企業などの情報漏洩の現状や防止対策などについて解説します。

3.テレワークの拡大に対応したリスク対策が必要に

3.テレワークの拡大に対応したリスク対策が必要に
 誤操作の事例としては、愛知県が20年5月、新型コロナウイルス感染者の氏名や入院先などをホームページに誤って一時掲載したことがあります。このほか、19年12月には神奈川県の行政データが大量に流出したことが明らかになりました。データを消去し破棄されるはずのハードディスクドライブ(HDD)を、処理を請け負った会社の社員が持ち出しオークションサイトで販売していました。同県はデータの消去を確認していませんでした。
 新型コロナウイルス感染の防止をきっかけに、在宅勤務などのテレワークが急速に広がっています。業務でのIT(情報技術)の利用が加速し、社外への情報持ち出しが増えれば、情報漏洩のリスクが高まります。テレワークの場所の限定や使用するパソコンなどの媒体の管理徹底、利用するWi-Fiなど通信手段の安全確保などが求められます。社員に情報漏洩のリスクの認識させるため、リスクと対策についての定期的な研修実施も必要です。
2020年6月15日掲載