調査会社IDCジャパンが20年1月に発表した予測によると、クラウド、ビッグデータ、モバイル、ソーシャルの4分野からなる国内の「第3のプラットフォーム」市場規模は、19年の16兆3307億円から23年には21兆7515億円に達し、18―23年の年平均成長率は7.2%に上る見通しです。とりわけ企業向けはDX推進などで年平均11.2%の成長が続くと予想しています。
日本企業はデジタル化で欧米や中国の先進・大手企業に後れをとっているといわれ、目まぐるしく変化するビジネス環境に対応できていない部分も目立ちます。DX推進はメーカーだけでなくサービスや金融など様々な業態に共通の課題です。DXの実現は業務の生産性向上と効率化による働き方改革や、ペーパーレス化による環境保護にもつながります。