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渋野選手がメジャー制覇、女子プロゴルフの人気に拍車

2019.9.2 掲載
2019年8月に開かれた女子ゴルフのメジャー選手権、全英女子オープンで、20歳の渋野日向子選手が優勝。日本勢では42年ぶりにメジャーを制覇しました。この快挙に日本中が沸き、女子プロゴルフへの関心が一気に高まりました。今回は女子プロゴルフ界の現状や人気の背景などについて解説します。

1.日本人で42年ぶり2人目のメジャー優勝

1.日本人で42年ぶり2人目のメジャー優勝
 女子ゴルフのメジャーは米女子プロゴルフ協会が認定する権威の高いトーナメントで、ANAインスピレーション、全米女子プロ選手権、全米女子オープン選手権、全英女子オープン、エビアン選手権の5大会です。日本選手のメジャー制覇は1977年に全米女子プロ選手権で優勝した樋口久子選手以来42年ぶりで2人目です。男子ゴルフにもメジャー4大会がありますが、まだ日本人の優勝者はいません。50歳以上の選手が参加するシニアのメジャーでは2013年に井戸木鴻樹選手が全米プロシニア選手権で優勝しています。
 メジャーでは一流選手でも特有の緊張感とプレッシャーに阻まれ栄冠を手にできないことが少なくありません。国内外のツアーで活躍して世界ランキング1位、世界賞金ランキング2位に輝いたこともある宮里藍選手もメジャーに挑戦しましたが優勝できませんでした。
2019年9月2日掲載