有酸素運動とはウオーキングやジョギング、エアロビクス、サイクリング、水泳、体操など長時間継続してできる運動のことで、運動中に酸素を使って体内の脂肪や糖から、運動するためのエネルギーであるアデノシン三リン酸(ATP)が作り出されることからそう呼ばれます。個人差はあるものの、体重50キログラムの人が100キロカロリーを消費するのに必要な時間は、ウオーキングで50~60分ほど、ジョギングでは15~20分ほどとされます。
有酸素運動は「20分以上続けないと、体内に蓄えられた脂肪がエネルギーとして使われないため意味がない」といわれることがありますが、実際は運動を始めるとすぐに脂肪もエネルギーとして使われるため、運動の時間にこだわる必要はないようです。
ジョギングをするときに注意しなければならないのは水分補給と紫外線対策です。水分補給は水を飲むだけだと汗で失われるミネラルを十分に補うことができず、脱水症状とそれに伴う筋肉のけいれんを起こす恐れがあります。ミネラルを補給できるスポーツドリンク系の飲料を飲むとよいでしょう。また、目や肌に紫外線を過剰に浴びると視力や免疫力の低下を招くこともあるため、日中はサングラスを着用し、過度に地肌を露出しない服装を心がけましょう。