ビジュアル・ニュース解説

家電や車、工場の機械……モノがネットにつながるIoT広がる

2019.3.4 掲載
多くの人が今、スマートフォン(スマホ)やパソコンでインターネットを利用して情報のやり取りをしています。その一方でIТ(情報技術)やセンサー技術の進化によって、個人が自らネットでデータの送受信をしなくても様々なデータがネット上を行き交う状況が広がり始めています。今回はこの状況を生み出した、あらゆるモノがネットにつながるIоТ(アイ・オー・ティー)とその将来について解説します。

1.高精度のセンサーで情報を自動収集(1)

1.高精度のセンサーで情報を自動収集(1)
 IоТはInternet of Thingsの略で、直訳すると「モノのインターネット」です。様々なものがインターネットにつながる仕組みや概念の意味で使われます。IоТという言葉は米マサチューセッツ工科大学のオートIDセンター共同創始者で無線自動識別の専門家、ケビン・アシュトン氏が1999年に考案したとされています。
2019年3月4日掲載