過去の中間選挙の結果を見ると、大統領が所属する与党が議席を減らす傾向があります。大統領就任から2年がたち、大統領と与党の政策への国民の不満が出てきやすい時期だからです。2000年以降の中間選挙で上下両院とも与党が議席を増やしたのは、共和党のブッシュ(子)大統領の1期目の任期中に実施された02年だけです。同時テロ後のこの選挙で共和党は上下両院で多数を占めました。
06年の中間選挙ではイラク政策の失敗などが響き、共和党は民主党に多数党の座を譲ります。民主党のオバマ大統領の任期中の10年の中間選挙では共和党が下院で多数を獲得。14年の中間選挙で再び共和党が両院で多数を占めて現在に至ります。