ビジュアル・ニュース解説

ドラッグストア業界好調、5%成長続く

2018.9.3 掲載
ドラッグストアの好調が続いています。最近は医薬品や日用品に加え、食品販売に力を入れるチェーンが増え、コンビニエンスストアやスーパーから利用客を奪っています。日本チェーンドラッグストア協会によると2016年度の市場規模は百貨店を上回り、17年度も2年連続で5%拡大しました。今回はドラッグストア業界の概要や成長の要因、今後の課題について解説します。

2.健康・美容商品を中心に安さと品ぞろえで成長(2)

2.健康・美容商品を中心に安さと品ぞろえで成長(2)
 経済産業省の商業動態統計によると、2017年度のドラッグストアの商品販売額は前年度⽐6.7%増の6兆1623億円となりました。店舗数も増えています。18年6月時点の店舗数は1万5400店を超え、過去最高を更新しました。チェーン各社の業績も好調で、全国展開するウエルシアホールディングス(HD)、ツルハホールディングス(HD)、サンドラッグ、マツモトキヨシホールディングス(HD)の大手4社の17年度連結決算はそろって最高益を更新しました。
2018年9月3日掲載