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Wi-Fi、ブルートゥース、NFC ~近距離無線通信について知る

2018.7.2 掲載
ワイヤレスでインターネットへの接続やデジタル機器同士のデータ交換ができる近距離無線通信。規格の種類は多く、特性の違いから適した用途が異なります。今回は主にスマートフォン(スマホ)で使われる近距離無線通信規格であるWi-Fi(ワイファイ)、ブルートゥース、NFCの基本的な仕組みや用途について解説します。

1.通信距離が数十メートル内の無線通信

1.通信距離が数十メートル内の無線通信
 電波や光などを使ってデータをやり取りする無線通信のうち、通信距離が数十メートル内のものを一般に近距離無線通信と呼びます。一部を除き電波の送信に免許などが不要で、誰でも市販の機器を使って自由に通信ができます。
 使用する周波数帯はWi-Fiが2.4ギガ(ギガは10億)ヘルツ、5ギガヘルツ、60ギガヘルツで、ブルートゥースが2.4ギガヘルツ、NFCは13.56メガ(メガは100万)ヘルツ。通信速度はWi-Fiが最大で毎秒6.9ギガビット、ブルートゥースが同24メガビット、NFCは同424キロビットです。
2018年7月2日掲載