つみたてNISAについて知る2018.1.15 掲載個人の長期投資の促進を狙って2014年に導入された少額投資非課税制度(NISA)。18年1月から新たに「つみたてNISA」が始まりました。投資の値上がり分や分配金が課税されない枠は年40万円と、これまでのNISAの年120万円より小さいものの、運用益に課税されない期間が20年と長いため、長期の資産形成に向いています。今回はNISA導入の経緯やつみたてNISAの概要、投資する際に何に注意したらいいかなどについて解説します。 Tweet 3.投資の平均コストを抑えられる積み立て型(2) つみたてNISAは文字通り、あらかじめ決めた金額を定期的に追加投資する積み立て投資が前提です。一般のNISAは年120万円の上限額までなら一度にまとめて投資できますが、つみたてNISAは年40万円の上限額の範囲内で定期的に一定額を投じる必要があります。年間の投資枠を最大限使って毎月定額を積み立てるなら月3万3333円(=年間40万円÷12カ月)投資することになります。常に同じ額を投資すれば、金融商品の価格が安いときには多く、高いときには少なく買うことになり、投資の平均コストを抑えられます。2018年1月15日掲載 前へ 1 2 3 4 次へ