宇宙空間にある天体には、非常に高い温度で自ら光を放つ恒星、恒星の重力によりそのまわりを回る惑星、惑星の重力によりそのまわりを回る衛星などがあります。恒星を中心にして惑星や衛星などが回る構造を惑星系といい、地球がある太陽系もその1つです。太陽系には恒星の太陽を中心とするほぼ同一の軌道面に水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8つの惑星があり、このほか小惑星や彗星(すいせい)などの小天体が含まれます。
太陽から一番遠い惑星である海王星までの平均距離は約45億キロメートル。太陽から地球までの約30倍です。海王星の軌道の外側の「エッジワース・カイパーベルト」と呼ばれる領域には、準惑星の冥王星や多数の小惑星があることが確認されています。