有機ELディスプレーを初めて実用化したのは日本のメーカーです。1997年に東北パイオニアが世界で初めてカーステレオに搭載。2007年にはソニーが有機ELテレビを世界に先駆けて発売しました。ただ、有機ELテレビは価格が高かったこともあり、消費者の反応は鈍く、早々に販売を終了しました。
現在、世界の有機ELパネル生産の中核を担うのは、量産体制を一気に整えた韓国メーカーです。スマホ向けはサムスン電子がシェアをほぼ独占しています。薄型テレビではLGディスプレーが上級モデルに搭載して販売を拡大しています。有機ELパネルを安定して量産できているのはこの2社だけです。