テレワークの導入には、同僚や上司の目が届かないところでも社員が規律を保って働けるマネジメントの工夫が欠かせません。自由な働き方に合わせ、勤務時間ではなく、仕事の成果や時間あたりの労働生産性などを基準に社員を評価する制度が求められます。
在宅勤務は社員同士のコミュニケーションが不足しがちなため、導入企業は対面型の会議システムを活用したり、業務の目標設定と進捗管理について上司と部下が事前にすり合わせたうえで、メールなどでの連絡を密にし、面談回数を増やしたりするなどして対応しています。
社外から社内データに安全にアクセスできるようにするなど、情報漏洩リスクに配慮した情報共有体制も求められます。情報処理をパソコンなどの端末ではなく、サーバーが集中的に担う「仮想デスクトップ」と呼ぶ技術の活用が広がっています。