インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型の3つの型があります。毎年流行するのはA型とB型で、特にA型は大流行することがあります。
毎年、特定の季節に流行する季節性インフルエンザは、国内では11月下旬から12月上旬ごろに流行が始まり、翌年の1~3月ごろに患者数が増加。4~5月にかけて流行は収まります。暖冬だった2015~16年のシーズンは9年ぶりに流行が年明けにずれ込みました。
冬に流行することが多いのは乾燥しやすい季節だからです。インフルエンザは感染者がせきやくしゃみをした際に飛び散った唾液などの飛沫を近くの人が吸い込むことなどによってうつります。乾燥すると飛沫が小さくなり、ウイルスがより遠くまで飛び散るため感染しやすくなります。気温の低さもウイルスには好都合で、気温が低ければウイルスが生存しやすくなります。