国債は銀行や証券会社などの金融機関が入札で国から購入し、金融機関が保険会社などの機関投資家や個人に販売します。入札の通知や払込金の受け入れ、利払い、償還などの国債に関する業務は日銀が担っています。
投資家から見れば、利息がつく国債は株式などと同様、投資対象となる金融商品です。国民年金などの積立金や保険会社が顧客から集めた保険料などは、主に国債で運用されています。
国債には半年に1回決まった額の利息が支払われる固定利付型(固定利付債)と、利息額が変わる変動利付型(変動利付債)があり、5万円単位で購入できます。固定利付債の満期は2年、5年、10年、20年、30年、40年で、変動利付債の満期は15年です。このほか、満期が3年と5年の固定利付き、満期10年の変動利付きの個人向け国債が発行されており、1万円から購入できます。