インバウンドとは「外から入ってくる」という意味の英語で、日本を訪れる外国人旅行者の国内での買い物や宿泊、飲食などの消費を「インバウンド消費」と呼んでいます。訪日外国人旅行者数は2013年に初めて1000万人を超え、14年には過去最高の1341万人に達しました。これに伴いインバウンド消費も急拡大しています。観光庁の訪日外国人消費動向調査によると、その総額は東日本大震災が発生した11年に1兆円を割り込みましたが、12年に再び1兆円台を回復。14年には2兆278億円と3年間で約2.5倍に膨らんでいます。