マイナンバー制度は日本国内の居住者すべてに12桁の番号を割り当て、所得や納税、社会保険料納付などの情報をその番号にひも付けることで、税金や保険料の徴収、給付の適正化に活用するものです。13年5月に関連法が成立し、16年1月からの導入が決まりました。住民票がある市区町村が15年10月から、世帯ごとに郵送で番号を通知します。
制度の狙いは3つあります。一つは行政手続きの効率化です。これまで国の行政機関や地方自治体がそれぞれ管理していた国民の情報がマイナンバーで共有されることで、照合・転記・入力などの作業が要らなくなります。