格安スマホは当初、初心者には取り扱いにくいものでした。利用者はMVNOから電話番号などの情報が登録された「SIMカード」と呼ばれる小型ICカードを受け取って用意した端末に差し込み、自分で利用するための設定をする必要があったからです。提供されるサービスもデータ通信のみでした。
最近は音声通話サービスも始まり、MVNOが流通大手などと組んで端末とSIMカードをセットで売り出す動きが広がりました。携帯電話店でスマホを買うのと同じように格安スマホを手にできるようになり、利用者が一気に増えました。格安スマホの国内契約数は2015年3月期末には160万件に迫る見通しです。