一般的なスマホの使用料金は月額7000円前後ですが、格安スマホはその半額以下で利用できます。国内では2010年ごろに登場し、現在は通信会社だけでなくスーパーや家電量販店など様々な業態が提供しています。
安さの秘密は2つあります。1つは使用する端末価格の安さです。携帯大手が扱うスマホは有力メーカーの高級品が多いのに対し、格安スマホの端末は中堅メーカーやベンチャー企業の安い機種が中心です。もう1つは仮想移動体通信事業者(MVNO)と呼ばれる通信会社のサービスを活用していることです。MVNOはNTTドコモなど携帯大手から通信回線を借り、独自の通信サービスを提供しています。基地局や光回線などの通信設備を持たないため、割安な料金で通信サービスを提供できます。
ただ、格安スマホは料金が安い代わりに、通信できるデータ容量や速度は大手と比べると見劣りします。通信できるデータ量の上限は大手の7分の1の月1ギガ(ギガは10億)バイトが主流です。