食品の原材料や産地、栄養成分、製造期日などの品質にかかわる情報は製品に付けられたラベルなどに表示されており、消費者が安全な食品を選ぶための重要な判断材料のひとつとなっています。
食品表示について定める法律には農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)や食品衛生法、健康増進法のほか、原産地や品質、数量、製造方法などを誤認させるような表示を禁じる不正競争防止法、虚偽や誇大な表示を禁じる不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)、適切な内容量表示に関する計量法などがあります。複数の法律に基づく表示は複雑でわかりにくいため、JAS法、食品衛生法、健康増進法の3法に分かれていた表示ルールを一元化する食品表示法が国会で2013年6月に成立し、2年以内に施行の予定です。