海を越えて飛来するPM2.5とは?~大気汚染の基礎知識と最新事情について知る!2013.4.15 掲載急速に工業化や都市化が進む新興国で大気汚染が深刻化しています。健康被害が懸念される微少粒子状物質「PM2.5」が中国から日本に飛来するなど、最近では国境を越えて汚染が周辺国・地域にまで拡大する“越境大気汚染”も増えています。今回は大気汚染の基礎知識、大気汚染に対する国内外の取り組み、越境大気汚染とPM2.5の現状などについて解説します。 Tweet 3. 新興国からの「越境汚染」が新たな問題に(1) 規制の強化や技術の進歩により、日本をはじめとする先進国の大気汚染は大幅に減りましたが、一方で中国やインド、東南アジアなどの新興国での大気汚染が広がっています。これらの国では急速に工業化と都市化が進んでいますが、大気汚染物質の排出に対する規制は遅れ気味です。しかも人口の規模が大きく現在も急速に増えているため、大気汚染も深刻化しています。2013年4月15日掲載 前へ 1 2 3 4 5 次へ