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中国の政策金利

2024.2.21(水) 掲載
期間1年と5年超、毎月公表
 中国人民銀行(中央銀行)は国内経済の安定のため様々な金融政策パッケージを用意している。このうち、最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)を、事実上の政策金利と位置づける。
 LPRは市中銀行が市場の資金需給などに基づいて優良顧客向けに提示する貸出金利を指す。期間1年が企業向け運転資金の融資などに、同5年超は住宅ローン金利にそれぞれ影響する。人民銀行は2019年8月以降、LPRを毎月公表している。この数値を参考に市中銀行は金利を設定する。
 人民銀行はLPRの公表に先立ち、市中銀行向けに1年間の短期資金を融通する場合の金利も毎月公表する。中期貸出ファシリティ(MLF)と呼ばれる仕組みで、MLFの金利はLPRを計算するベースとなる。MLFの金利が下がると、市場ではLPRの引き下げ観測が強まる。またMLFの金利が据え置きのままLPRが下がると、市場に「サプライズ緩和」との受け止めが広がることもある。