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共同運航

2023.6.5(月) 掲載
複数社で航空便座席販売
 1つの航空便に、提携する複数の航空会社の便名を付与して運航しているもので、「コードシェア」とも呼ばれる。提携相手の航空会社が運航する路線を、自社の路線とみなして旅客を輸送する。事実上は1社が運航し、共同運航する複数社で座席を販売する構図だ。自社のマイルを付与することもある。
 共同運航することで、自社が就航していない路線の需要を見極めることができる。高い需要が見込まれると判断すれば、自社路線を就航させる場合もある。新型コロナウイルス前は世界で共同運航の取り組みが活発だったが、コロナ禍で国際線の需要が大幅に減り、新たな提携に向けた動きは少なかった。
 航空会社の提携では航空連合もある。連合に加盟する航空会社同士で共同運航は多く使われる。航空連合は全日本空輸が加盟する「スターアライアンス」と日本航空の「ワンワールド」、米デルタ航空を中心とする「スカイチーム」の3陣営に分かれている。