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上海協力機構(SCO)

2022.9.16(金) 掲載
中ロ主導、安保で連携
 中国とロシアが主導する地域組織。英語名のShanghai Cooperation Organizationから「SCO」と称することが多い。加盟国は中央アジア諸国を中心に8カ国で、合わせて世界の国内総生産(GDP)の2割以上、人口の半分近くを占める。地域の安全保障や経済分野での連携を目指す。
 前身は1991年の旧ソ連崩壊後、中国と国境を接することになったロシアなど旧ソ連構成国4カ国とで集まった「上海ファイブ」。2001年にウズベキスタンが加わって今の形となり、結成当初は新しい国境の管理が主な課題だった。17年にはインドも加盟するなど存在感を増している。
 15日から2日間の日程でウズベキスタンの都市サマルカンドで開く首脳会議は、新型コロナウイルスの感染拡大後、初めての対面形式となる。ウクライナ侵攻後に初めてロシアのプーチン大統領と中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が会談したほか、核合意を巡って孤立を強めるイランが加盟覚書に調印した。